心火亢進

2019年9月15日

心火が体内で熾烈になった証候。
七情が鬱結気鬱して火と化したり、あるいは火熱の邪が体内に侵入。
あるいは脂ぎった濃厚な味を偏食したり、煙草や酒などを長いこと続けて
熱と化し、火が生じたために起きる。
 

臨床症状

・ 心胸の煩熱・夜眠れない・顔赤くて口渇・尿黄色・便乾燥
・ あるいは狂躁や譫語など
・ 吐血・衂血・あるいは肌膚のデキモノ紅く腫れて熱痛があるなど。
 

考察

心火亢盛では、心や舌・脈などに関係する組織に実火の症状が現れる。
心は胸中に位置するので、心火亢進となると心胸部に煩悶や発熱を自覚する。
心は神明を管理するので、火熱が心神を内擾 ( 内部を乱す ) すれば不眠となり
ひどければ狂躁や譫語となる。

顔が赤い、口渇、尿が黄色、便の乾燥、脈数有力は裏熱の兆候。
心は舌に開竅し、舌尖と心には内在的に連絡しているので、
心火が亢盛になれば、火熱が経に沿って上炎し、舌尖が紅絳となる。

脈絡が心火に焼かれて傷付けば、潰瘍ができビランして痛む。
心は血脈を管理するので、心火が熾盛になると血熱で妄行し、
吐血や衂血となる。

肌膚のオデキ・紅腫 ( 皮膚が赤く腫れる ) 熱痛は、火毒が脈絡を塞いで
滞らせ、局部の気血がスムーズに流れなくなった病理現象である。

心火亢盛証と心陰不足証は、どちらも熱象を表しているが、前者は実で
後者は虚であり、本質的な違いがあるので注意して鑑別する。


 

治療原則 : 【 清瀉心火 】

【 舌脈 】   舌尖紅絳・舌瘡・苔黄 / 脈数有力
【 処方穴 】  太衝・通里・内関・神門
 

にほんブログ村 健康ブログ 東洋医学へ
にほんブログ村

良かったらクリックお願いします♪