肝気犯脾

2019年9月20日

木乗土。
肝鬱が著しいときには実熱症候を呈し、脾虚が著しいときは虚寒症候を呈す。
 

臨床症状

・ 易怒・急躁感・情緒抑鬱・ため息・胸脇の膨満感や疼痛・発作性の腹部痛
・ 大便に大量の粘液・便秘・腸鳴・下痢・失気
 

考察

易怒・急躁感・情緒抑鬱・ため息・胸脇の膨満感や疼痛は
疏肝機能減退により経気の阻滞が起きる。

発作性の腹部痛は精神的刺激により起こりやすい。

大便に大量の粘液は中焦部における気滞から起こる脾の運化作用減退。
便秘・腸鳴・下痢・失気は脾の運化障害。
 

薬膳料理には 『 似臓補臓 』 といって弱っている臓器の働きを、動物の同じ臓器を
食べて補うという考え方があるそうです。
ブログ書いてたら埼玉屋のチレ ( 脾臓 ) が無性に食べたくなってきた。
ここのレモンサワーも最高においしい!

治療原則 : 【 疏肝健脾 】

【 舌脈 】    舌淡・苔薄白 / 脈弦
【 処方穴 】   脾兪・内関・陽陵泉・太衝 / 足三里
 

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