業界裏話

2019年9月10日

鍼灸学校、業界ウラ話

専門学校を卒業し、晴れて「 国家資格 」を取得しても
ほとんどの方が食っていけないこの業界 …

鍼灸師だけの場合、勤めても手取り15万貰えるかどうかじゃないでしょうか!

ひたすら電療のスイッチ押したり、マッサージなどで、鍼をする機会など
ほとんどないでしょうし、これでどうやって技術を身に付けようか?

そこでなけなしの金を払って勉強会などに行くようになる。
これが一般的なプロセスのように感じます。

でもどうして学校のカリキュラムだけで、治療することができないのか?
私の行った専門学校での話し。

ある日、ぎっくり腰になった生徒がいまして学校を休みました。

実技の時間、学友が 「 先生あいつの事治療してあげて 」 というと
平然と1週間位安静にするのが大事と ・・・

このとき、ん? という疑問が ・・・

教員なら、治療ができると思ったら大間違いのようです。
( なかには治療のできる立派な先生もいますよ! )

まして、質問してもまともに答えられない教員や、人の育成など
まったくもって無関心な学校というものに、20代後半から入学した
おいらはびっくりし、専門学校時代は憤怒の思いで学生生活を過ごすことに。

でも良く考えてみたら、専門学校は経営者の儲けと
教員が給料を貰う為にあるんです。 

そこに古い体制でお役所感覚が残っている人が多いので
生徒のためのサービスや業界の発展なんて発想が結びつかない。

なんとも時代遅れの墓場です。

最近、専門学校が規制緩和されて相次ぐ学校の乱立によって
いよいよ学校も定員割れなど、今までの怠慢さの露呈とあいまって
倒産する学校も増えるでしょう。

最近では4年生の大学にするのが流行らしいですが、授業料は1千万近くだそうです。
それで手取りが約15万円。  i||l|i(;゚∀゚;)||i|li; ザー

先日、UNITEのメンバーが専門学校や職場でリサーチを行ってくれました。

テーマは 『 腰痛 』
いきかう人に 『 腰痛って何ですか? 』 と尋ねてみたそうです。

『 ? ・・・腰の痛みだよ。 』

いえいえ、椎間関節性・筋筋膜性・すべり・圧迫骨折 ・・・
ヘルニアなど、専門的な分類だってあるじゃないですか!

『 あー えーっとねー ・・・・ 』

まず、ほとんどの方が分類できないそうです。
教員含め、かろうじて分類や意見を持った人に尋ねました。

『 どうやって分類していますか? 』

ここでテスト方の説明や、東洋医学的弁証をできるひとは更に激減します。

最後の質問。

『 どうやって治します? 』

全滅だそうです・・・。

これが私の知りうるお話。
国家資格を取得したって、急にレベルアップすることなんてありません。

でもそんな悪い話ばかりじゃない! と思ってアンケートにご協力願えればと思います。

同じようにテーマは 『 腰痛 』
どうぞ業界の皆さん! 意見をお聞かせ下さい。
宜しくお願いします。

ある程度回答が集まりましたら発表でもしましょうかね。

ご協力ありがとうございました。